飼育日誌 20日目

 

 8月19日  別れの決意

    

体重17グラム、体長14センチ。
いよいよ明日放す。電車に乗っていかなければならないので、スニーカーの箱の新しいのに空気穴をたくさんあけ、なかに新聞を敷いたものを用意する。
これならある程度は動けるし、広さもあるのでフンで体を汚さないだろう。
ためしにつばめを入れてみたが、すぐに飛び出してしまった。
なにかを感じ取ったのだろうか、いつもより更に体に乗ってくる。部屋から出ようとベランダの窓に近寄っただけで飛んできて、何度ロープに戻しても肩や頭に乗ってくる。
今日は一日中餌やり。よく食べた。
翼も尾羽も大きくなったし、ひとり餌も水浴びもできたし、飛びながら、壁についた小さなもの(つばめがすり餌を食べた後、顔を振ってくちばしに付いたすり餌を飛ばしたものがあちこちについています)をねらったり、誰に教えてもらわなくても色んな事が出来るようになった。野生の生き物なんだと実感する。放野してもなんとかやっていけるだろうと頭ではわかっていても、やはり別れは悲しい。
でもこの子の本当の世界は大きな空。人間のエゴで四角い小さな空しか見えない部屋に閉じ込め続けることはできない。ただ元気で頑張って生きていって欲しいと願う。 

 

毛づくろいシリーズ、ロープで。
ちょっと背景が暗くて分かりにくいですが、尾羽根の両端の羽根が伸びてきました。大人になったな〜。

腕の上でも毛づくろい。
首の後ろにもしっかり羽根が生えてきました。

ハンガー製止まり木の上で。
ヘアセットも忘れずに!

見て下さい、この羽根の艶!

 

 

 

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