飼育日誌 7日目

 

 8月6日  初飛行!!

 

ダンボールのふちへの飛び移りも上手くなり、少し食欲が落ちた様子。
30分に1回の餌やりも、ミルワーム1匹とすり餌ひとくちくらい。
調べてみると、飛び始めのヒナは一時的に食欲が落ち、これまでの丸っこい体形から、飛ぶためのシャープな体形に変わるそうです。
つまりこれは飛ぶ前兆ということ。

家の中で飼っていると「飛ぶ」ということが分からないのではないかと思い、ヒナを手で包んでベランダに出て外の世界を見せてあげた。
(よちよちのヒナの頃から外へ連れ出すのは良い事だそうです。ただ、まだちゃんと飛べないのに急に飛び立ったりするらしいので要注意です)
スズメが飛んだり虫がひらひらするのをじっと見ていた。ベランダに張ってある防鳥ネットから頭をだしてやると、もがいて外に出ようとした。そして部屋に戻ったとたん、急に手から飛び出し、初飛行!!飛んだ〜〜!!
まっしぐらに飛んで壁にぶつかりそうになり、必死でしがみついた。しばらく自分でも驚いた様に壁につかまっていたが、再び飛んで部屋の本棚の上に墜落した。怪我がないか心配したが、無事。
まだバタバタと無駄が多い飛び方で、方向転換や着地などは出来そうにないが、とにかく飛んだのだ!鳥としての本当の第一歩だ!
やはり外の景色を見て、自然の風に吹かれると野生が目覚めるのかも。
でもまだ自分から飛び立つのは怖いようす。

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いつの間にか、鳴き声もはじめの頃の「ぴぃっ」という声から、「ちゅぃっ」という感じにかわっている。

すり餌を嫌がるようになった。やはり虫のほうがおいしいのか。しかし、すり餌に鳥用のカルシウム・ビタミン混合栄養剤と青汁を混ぜて栄養強化しているので、くちばしの前に餌をくっつけるようにして、口を開けるまでの根くらべ。
はじめはそっぽを向いたり、目を閉じて寝たフリをしたりして抵抗しているが、根負けして口を開ける。
ミルワームを与えるようになってからは、鶏のささ身は食べなくなった。くちばしが水で濡れるのが嫌な様子。
だんだんと口に餌をつっこんでやる与え方から、自分から餌をついばむ練習が必要らしい。
ミルワームを頭をつぶして弱らせ、スプーンにのせてくちばしの前に出してみせると、はじめて自分からつついて食べた。まだ床に落ちたミルワームには無関心だが、これも追々練習しなければ。

動くものを目で追うようになった。誤飲することが無いようくちばしより大きいボタンを絹糸でつるした「鳥じゃらし」を作って目の前で振ると、ダンボールのふちにとまったまま首を動かして追い、くちばしでつかまえようとしたり、くちばしをカチカチ鳴らしたりする。このカチカチは威嚇の意味があるそうです。

明日から部屋で飛ぶ練習をさせなければならない。床や家具を新聞や布で覆い、危険な隙間を塞いだ。ちょこちょこ飛び始めるようになると、思わぬ事故がおきやすいそうです。床に下りているのに気づかずに踏み潰してしまった例もあるそうなので、なるべく隠れるところがないよう、机を運び出し、家具と壁、床の隙間も塞ぎました。

   

初飛行の瞬間は、あまりに突然だったので残念ながら撮れませんでした。
ダンボールのふちで羽根を伸ばす様子。翼の羽根がずいぶん立派になりました(^^)

すり餌を与える時、失敗すると、こんなふうに口からはみ出てしまいます。
「もうっ、へたくそなんだから!口が気持ち悪いよ〜!」
心なしか眉をしかめているように見えます(笑)

 

 

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