飼育日誌 9日目

 

 8月8日  甘えん坊になってきた?

 

今日は体長を測ってみました。11センチ。はじめに比べると倍位になってます。
うぶ毛は翼とおしりのあたりに数本細いのが生えていて、首の後ろは羽根が薄く、まだ地肌が透けています。
ネットで調べると、この子は一番ポピュラーな「ツバメ」という種類で、成鳥になると体長17センチほどになるそうです。日本にはツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、リュウキュウツバメ、ショウドウツバメの5種が分布しているそうです。(「つばめQ&A」より)

またベランダで外を見せると、2週間ほど早く巣立っていた交番のつばめ達がちょうど前を横切っていきました。うちの子も飛びたいのか、じっと見ていました。また、蝶が飛んでいるのを首を動かして追っていました。外に出ると少し顔つきが変わっているように見えます。きっともっと広いところを飛んでみたいのだろうと思いましたが、ここはもう少し我慢です。つばめは生後約3週間程で飛べるように充分育ってから巣立つそうです。これは他の野鳥がまだ小さく飛べない頃に巣立つのに比べ、異例の長さだそうです。そして巣立ったといっても文字通り巣から出たというだけで、その後も電線などにとまって親から餌をもらうそうです。巣立ち後約2週間ほどで餌が取れるようになると、親から離れ、若鳥同士で群れを作って渡りの日を待つそうです。
この子には餌を運んでくれる親はいません。今放野してもまだ小さな体では上手にえさは取れず、飢えて死んでしまいます。今は部屋の中で2mくらいの円を2周ほど飛べるだけです。もう少し大きくなって飛ぶのが上手くなるまで世話をする事にしました。

この日は猛暑で、部屋のドアも完全に封鎖されています(ベランダの窓は開けています)ので、暑すぎないように、弱くクーラーをつけました。(羽根が生え揃ってからのつばめの適温は大体30℃くらいとされています)すると居眠りばかりしています。
ミルワームをくちばしの前に持っていっても関心を示しません。ただ、動くものは首を動かして追うので、例の鳥じゃらしで遊ばせてみる。ミルワームも同じように目の前でちらちら振ってみると喰いつきました。まだ落としたミルワームを自分でつついて食べる訓練はうまくいかない。

ミルワームは鰹節を集中的に食べた様子。殆ど食い尽くされている。ふすまに似ているせいだろうか?小松菜と鰹節をたくさん入れたパックに一日分40匹程大きいのを選って明日の分を用意する。早くもさなぎになりかけているものを発見して取り除く。(さなぎと幼虫の中間のような姿になります)残りは冷蔵庫へ。

夕方暗くなってきたので最後の餌やりにいくと、飛んできて頭に乗ろうとする。
何度ロープに戻しても飛んできて腕を登り頭に乗ってしまいます。ひとりで部屋に取り残されるのがわかっていて、心細いという感情が芽生えたのでしょう。
夕方はすり餌をよろこんで食べていました。昼間食欲があまりなかったのはミルワームに飽きたのかもしれません。うちわで扇いでやると気持ちいいのか、やっと眠りにつきました。

   

翼が伸びてきました。「また写真〜?たまには上手く撮ってよねっ」・・・すみません、またまたピンボケです(^^;
つばめは写真も慣れっこみたいです。

頭にとまってしいます。
「なんかここが落ち着くのよね〜」
フンをされると困るので帽子を被りました。

  

 

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